受験生の母の心得・心構え [受験生の子供がやる気を出す母の考え方・行動とは?]
受験生の母へ [受験生の子供がやる気を出す母の考え方・行動とは?]
お子さんが受験生で、どのように接したら良いかなあ、何とかして合格させてやりたい!と思っている受験生のお母さんにお話しします。
うちの子供たちが第一志望校に現役合格した大きな要因として、妻の考え方や行動があります。
へっぽこ父ちゃんの私も頑張って子供たちの応援をしていましたが、本当のところ、妻のチカラが9割といっても過言ではありません。
父としては、へこみます。
でも、やっぱり子供は母が一番なんですよね。
ここは、妻に書いてもらおうと思ったのですが、妻いわく、
「文章を書くのは苦手」。
なので、私が客観的に観た「妻がやってきたこと」を書きます。
この時期は受験まで1秒たりとも無駄にしたくないと思いますので要点をお話しします。
受験生の子供をやる気にさせた妻の考え方・行動
★一番大事な考え方・・
「受験生の子供VS母」ではなく、「受験生の子供と母VS第一志望校」。
次の例でご説明いたします。
▽子供は受験生なのに、やる気が出ないみたいで勉強しないとき。
「受験生の子供VS母」の考え方では、「何で勉強しないの?あんた、受験生でしょ」と言ってしまうと思います。
なぜ、このように、さらにやる気をなくす言葉を浴びせてしまうのでしょうか・・
それは、母が受験に対して第三者だからではないでしょうか
一方、「受験生の子供と母VS第一志望校」の考え方では、
「このままじゃ、ダメだから勉強しなさい」とは言いません。
・・へっぽこ父ちゃんは、何度も勉強しな!と言っていました(汗)・・
妻は子供と無駄な言い争いをしませんでした。
戦う相手は、子供ではなく、受験校ですから。
「勉強しなくちゃ、」と子供は解っているのになかなかモチベーションが上がらないとき・・
母「勉強しなさい!」
子供「わかってるよ!!うるさいなあ!」
こうなっちゃいますよね。
妻は言葉でなく、行動で子供を動かしました。
正確に表現すると、妻の行動が子供のやる気を引き出しました。
自ら進んで勉強するときの集中力はすごいです。
具体的な妻の行動を、重要順でお伝えいたします。
1.子供が勉強しようとしまいと、妻は受験校対策を毎晩のように真剣に行っていました。
・受験校の資料を12校くらい取り寄せて、受験校の特色や各科目の配点を調べてリストにする。
・英語に力を入れていたので英語の配点が高い受験校・学部をリストアップ。
・息子は古文が苦手なので、古文の試験がない学部、古文の配点が少ない学部を選ぶ。
・受験日程の調整。明治大学、青山学院大学と同志社大学が同じ日程だったらどこの大学の学部が子供にとって有利か。
・子供の体力・集中力も考えて、連日受験することがないように、第一志望校から考えた日程の調整。
・センター試験で合格できる可能性が高い大学の学部はどこか(うちの場合は英語の配点が高いところをピックアップしました)・・などなど。
ネットから取り寄せた大学の資料の内容の中から重要な所だけピックアップして表にしてから、受験校候補を子供と相談して決めていました。
ここで注意したい点は、「いまの成績で合格しそうな大学の資料」だけでなく「子供が行きたい大学の資料」も迷わず取り寄せるということです。
息子の第一志望は慶応大学。
しかし模試の判定はE
私は「やばいなあ・・厳しいかなあ・・」
妻は「今の成績なんて、ぜーんぜん問題ないよ」
これらの妻の行動により、子供はものすごくやる気が出てきたようです。
「母ちゃんがこんなに応援してくれているから、俺も頑張る!」
受験校対策はものすごく時間がかかります。
子供にさせていたら時間のロスです。
子供が勉強だけに集中できるように、親は受験校対策に真剣に取り組むことが大事です。
その他、妻が子供のためにやってきたことをインタビューしてみました。(順不同です)
・子供にマイナーな言葉を言わない。(ちょと難しいかなー、などという言葉)
・とにかく、かわいがる。がんばっている姿を賞賛する。
・親として絶対に「あきらめない」。模試で判定が悪くても、「最後に勝てばいいんだよ!」と伝える。
・机の位置、向き、電気スタンドの明るさ。などは子供に適しているか。
・朝食はしっかりと食べさせる。
・自分の大好きなコーヒー断ち。
まさに子供と一緒に「受験」と戦っていました。
母のチカラ、恐るべし。
子供がみるみる変わっていきました。
💡 子供のやる気をアップさせるために母ができること
それは、成績が上がったら褒める、美味しい料理を作るということなどがあげられますが、それだけでは足りません。
春に子供の笑顔を見るために「母がもう少し受験に近づく」のです。
とはいえ、仕事や家事で疲れますよね。
子供のことに多くの時間を費やせないと思います。
そこで一番簡単な方法は、「子供の代わりに大学の資料をたくさん取り寄せて、子供が有利になる配点の学校をピックアップしておく」ということです。
英語が苦手なら英語の配点が他の教科と同じ100点の学校や学科を選ぶ。
得意なら英語の配点が150点や200点のところを選ぶといった具合です。
この作業ははっきりいって面倒です。
これを子供がやっていたら勉強する時間が少なくなります。
受験生は「時間がない」と思って頑張っているので母が代わりにやってあげるのです。
すると「母も本気で受験に取り組んでいるんだ」と受験生は感じます。
そしてがぜん、子供のやる気が出てきます。 😛
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