大学受験生の親が[やってはいけない３つの事]

１．子供が行きたい大学に合格したのに経済的な理由で入学させない。

医学部を目指して真剣に勉強していた子がいました。
その子供の親は「まあ、無理だろう」と思いながらも「頑張れ」と応援していたそうです。

頑張った甲斐があって私立大学の医学部に合格！

しかし、親は私大医学部の入学金や授業料を知ってビックリ仰天。
結局、医学部に入学させることはできませんでした。

可愛そうなのはお子さんです。
どれだけ頑張って勉強したことか・・

親の経済的な理由は解ります。
しかし、事前にいくらかかるか知っておく必要はあったと思います。

子供の将来を親が変えてしまったのです。

最初から子供と相談しておくことは「親の責務」です。

我が家のへっぽこ息子たちが、もし、私立の医学部を受けると言っていたら・・
うーん、大ピンチです。
うちもはっきりいって無理な金額です。学費だけで６年間３千万～５千万なんて。

医歯薬以外の学部で、東京の私立大学に行かせると

大学４年間でかかる費用は生活費も入れると、ひとり大体１千万をちょっと超えます。

うちは、へっぽこ１号のほかに２号もいるので２千万。
２歳違いなので、２年間は年間５００万の支出。

私が妻に言う「どーする、母ちゃん。こんなにかかるじょ」

妻「借金してでも子供が行きたい大学に行かせよう。父ちゃん」

２．親の偏見で子供の志望校を変えさせること。

「子供が行きたい大学」と「親が行かせたい大学」が一致しないとき、どうすれば良いでしょうか

もちろん、お互いに納得するまで話し合うとは思います。

ただ、その時、自分の偏った考えを子供に押し付ける親もいます。

人から聞いたことを鵜呑みにしたり、自分の偏見で子供が行きたい大学を否定する親がいました。

私の母です。

私が昔、受験生だったころ、「慶応に行ってみたいな」と話したところ、
「そんなお金持ちばかり集まっているお坊ちゃん大学はやめたほうがいい。
周りの子と馴染めず、すぐに辞めることになる。
　知り合いの子供は慶応に入学したけど１年も持たずに退学したそうだよ」と強く言われました。

私は「なるほど・・・」

そんな派手な学校は自分には不向きだなあと思い、受験しませんでした。

実際は違うのです。

どこの大学だって派手な生活をする学生はいます。
同じような環境の家庭で育った子もたくさんいます。

親の勝手な考えを子供に押し付けてはいけないと思います。

かく言う私も大学には次のようなカラーがあると息子たちに言ったことがあります。

「早稲田・明治・法政・中央・関西・立命館」は素朴で地味な学生が多い。

「慶応・青山・立教・同志社・関西学院」は垢ぬけていて派手な学生が多い。

これは私が学生時代に感じたことなので子供には関係のないことだったのです。

今や東大出身のタレントが活躍している時代です。

子供が自分に合っていると思う大学・憧れる大学を

親が否定する権利はないと思います。

子供の人生ですから。

３．子供に頑張れというくせに親はやりたい放題、言いたい放題！

受験生の子供に「がんばれー、応援してしてるよー」
と言っている親へ。

自分も一緒に戦う覚悟はありますか

子供を子供部屋に閉じ込めて、父ちゃんはゴロゴロしながら
テレビ見放題、酒飲み放題。

母ちゃんは女子会ですと？？
挙句の果てに「知り合いの〇○ちゃんは〇○大学に受かったんだって！
あんたも頑張んなよ、ママに恥ずかしい思いをさせないでネ！」

そう言われたあなたのお子さんが長男・長女だったら・・・

「うん、頑張るよ」

次男・次女だったら・・・

「・・・・」スルー。

お子さんのホントの気持ちを代弁すると・・

「むかつく！」

こんな言い方はいかがでしょうか

「知り合いの〇○ちゃんは〇○大学に受かったんだって！
すっごいねえー。一緒に頑張ろうね！！」

言ったからには・・「腹を据えた」と解釈いたします！