学歴なんか必要ないと言う子供へ親が伝える事

大学なんか行かなくてもいいじゃん。と言う子供がいます。

学歴不要論を唱える大人もいます。

もし、自分の子供が大学受験に真剣になれなかったら
親としてどうしたら良いでしょうか

うちの場合は次の会話をしました。

息子「大学行ってなんになるん？勉強嫌いだし」

私「別に無理に行ってほしいとは思っていない。嫌なら働け」

息子「働くのも嫌だなあ・・」

私「じゃあ、どうしたいんだ？」

息子「わからない」

私「将来、やりたい仕事はあるのか？」

息子「特にない」

私「そうか。今はやりたい仕事がなくても、数年後、働きたい会社が見つかった時、大卒じゃないと採用されないこともあるよ」

息子「そうなんだ」

私「もし、企業に就職したとしたら給料や出世にも影響してくると思うよ」

息子「ふーん」

私「大学では全国に友達が出来るし。俺が学生だったとき６畳の部屋に北海道、東京、名古屋、三重、大分出身の同級生が遊びに来て
わいわいがやがや。方言もあるし、おもしろかったよ。」

息子「おもしろそうだねえ」

私「うん。なんか世界が広がるって感じだよ」

私「バイトもいろいろ出来る。俺は、マンションの建設現場の職人、百貨店の店員、家庭教師などいくつもやってみて何が自分に向いているかということを体験できたんだ」

息子「ふーん」

私「要するに大学に行けば、人生の選択肢が増えるってとこかな」

息子「選択肢？」

私「勉強なら、自分が学びたい科目を選べる。就職のときに行きたい企業を選べる。ただ、勉強しなくても入れる大学に入ったら企業から断られることもある」

息子「なんで断られるの？」

私「たとえば、おまえが企業の人事担当者だったら、一生懸命頑張って合格した人と、どこでもいいやと思って大学に入った人のどちらを採用する？」

息子「それは、頑張った人でしょ」

私「ただし、大学に行ったからすべて人生が上手くいくとは限らない。東大出たからといって人間的に立派になるともいえない。でも自分にとって得になる部分が増えると思う」

息子「それは、選択肢が増えるっていうこと？」

私「うん、そうだね」

息子「じゃあ、がんばってみようかな」

私「本気で頑張れるか？」

息子「本気！」

私「わかった。俺も本気で応援するぞ！これから厳しいことを言うけど絶対にふてくされるな。約束できるか？」

息子「出来る」。

 
それから息子は変わった。